2012年11月30日

SPOTTED営業日誌(2012.10.27-11.9)

■10.27(土)
うみのてのCM撮影でスーツ決め込んで東京駅で。この日に撮った記念写真がうみのて1stシングル『もはや平和ではない』の裏ジャケに使われることになるとは夢にも思わなかった。で、CMはもうドラムス・キクイマホ先生の独壇場。あんなポップなキャラだったとは!(笑)夕方、東京国際映画祭へ。沖田修一監督最新作『横道世之介』を鑑賞。カメラは近藤龍人で35mm撮影!DCP仕上げ!しかも160分!何でやねん!というのは置いておいてとても愛おしい映画だった。吉高由里子は天才。深夜、東京国際映画祭コンペティションで『フラッシュバックメモリーズ3D』が観客賞を受賞したという連絡あり。す、すげえ。

■10.28(日)
午前中から『フラッシュバックメモリーズ3D』東京国際映画祭の観客賞授賞式と上映。招待客が多いせいかご年配の方がたくさん。老眼鏡の上から3D眼鏡をかけるおばあちゃんと「朝から汚い白豚が横にいてすみません!」と相変わらずの山戸結希らと並んで鑑賞。その後記者会見やら仕事やらで夕方Kさんと打ち合わせして夜、東京国際映画祭のクロージングパーティーに参加。ロジャー・コーマン御大から岩淵弘樹までいろんな人と喋った。2次会までいて山本タカアキ先生と一緒に帰る。

■10.29(月)
午前中MOOSIC LAB 2012最後の上映となる松本編の予告編撮影。今井真、内容知らせないままで敢行。恐ろしいものを撮っていたことが後に判明。お蔵入りにしかけることに...(結果下記のようなテロップ入りでアップ笑)午後、池袋にてMOOSIC LAB:ロロ三浦直之組MTG。ヒロイン候補固まる。三浦君、いろいろ心配だがやるときゃやる男だと信じてるZE。夜、吉祥寺バウスシアターへ。boid樋口さんらと爆音3D映画祭『フラッシュバックメモリーズ3D』映写&爆音チェック。シネコンとまた印象の違う攻撃的な音が前からガンガン来る感じ。こちらでの上映も実に楽しみである。



■10.30(火)
GAINAX川上さん、アサオさん、ライター那須さんで11.3(土)〜始まる米子映画事変打ち合わせ。母が来京していたのでまたしても東京駅に家族で集合。お茶したり散策したり。夜、新宿で『Documenary of AKB』の高橋栄樹監督と打ち合わせ。さらに高円寺に移動してうみのて×竹内組のMV撮影に向けての打ち合わせ。高円寺の路上に立ったままずっと話してたら無力無善寺から豊田道倫さんが出て来て吃驚。

■10.31(水)
昼、渋谷V社でMOOSIC LAB関連の打ち合わせ。夜、下北沢のパンコントマテでE社の吉原先生から『フラッシュバックメモリーズ3D』シネコン営業レクチャーを受ける。前途多難。しかし光は見えた。

■11.1(木)
デザイナー寺澤くんと渋谷であれこれ打ち合わせ。六本木SSTVにて高根P&松江監督と打ち合わせ。新宿で那須さんに米子行きの資料と切符を渡して、ネイキッドロフトで森直人先生、轟夕起夫先生、山戸結希、二ノ宮隆太郎で11.26のイベントの打ち合わせ。

■11.2(金)
昼にENBUゼミで市橋社長、今泉監督、吉住モータース社長と打ち合わせ。来年のENBU CINEMA PROJECT始動。今泉組には内田慈さんが参加決定。めでたい。夜、下北沢でDECKRECネモトさん、倉内太君、ロロ三浦直之君が11.25(日)の倉内太レコ発で披露するお芝居の打ち合わせをしていたので合流。MOOSIC LABについても少々。続いて竹内道宏監督と山戸結希監督と坂本ゆかり助監督が合流して、うみのて『もはや平和ではない』MV撮影の打ち合わせ。カオス。

■11.3(土)
早朝から高円寺でうみのてMV撮影のリハ。何故か笹口騒音エージェントの一員として出演することになったりてんやわんや。翌日の撮影に向けて早く寝ようとするもギラギラして寝付けず。

■11.4(日)
早朝からうみのてMV撮影敢行。エキストラが50人くらい来て吃驚。1シーン1カットの撮影で、2回目で成功。笹口騒音エージェントとしてギター回収、サングラス手渡し、そーですね!のカンペ出し、スイカ用のビニールシート敷き係と奔走。とちょっと手を加えておいたスイカも綺麗に割れてホッ。夜、平波監督、秦俊子監督、大畑創監督、DECKRECネモトさん、青野小春嬢らでシアターN『カリフォルニア・ドールズ』へ。やはり最高だった。最後のトレドタイガース戦の盛り上がりは何なんだろう。何度観ても手に汗握るし興奮する。シアターNも12月2日で閉館らしい。悲しい。





■11.5(月)
MOOSIC LAB・ロロ三浦組のロケハンで川を求めて都内ぐるぐる。理想の川、なかなか見つからず。

■11.6(火)
銀座・TT社であれこれ打ち合わせ。池袋にてMOOSIC LAB・ロロ三浦組打ち合わせ。ヒロイン決定、の予感。

■11.7(水)
赤坂・UC本社にて打ち合わせ。知識ゼロの方へのプレゼンは難しい。帰り道に寄った駅前の喫茶店「弾豆実」がで落ち着いてしまって仕事しつつ長居。夜、水澤紳吾氏が来て米子行きの切符を渡す。まさかの主演作『ぼっちゃん』がFilmexで上映とのこと。楽しみ。

■11.8(木)
米子行き前日で今日迄にやっとかないとということが多くてドタバタ。夕方、ティ・ジョイ社で打ち合わせ。『フラッシュバックメモリーズ3D』は東京国際映画祭・観客賞や水道橋博士やいとうせいこうさんや前田敦子さんやロジャー・コーマン先生の後押しのおかげか、当初の超限定公開よりほんの少し拡大公開が決定して少しホッとする。しかし今迄お世話になって来たミニシアターの2D上映との同時期の共存は難しかった。ちょっと悔しい。

■11.9(金)
朝イチで羽田空港。竹内道宏監督、平波亘監督(所持金500円)、DECKRECネモトさん、うみのて御一行、大森靖子、岩淵弘樹監督というディープな面子が集合。しかしもう1人の同行者・大型新人・山戸結希監督は「気がついたら玄関で寝てしまってました!次の便で向かいます!」ということでどういう状況かさっぱり分からない遅刻が決定。米子に着いたら「うみのて」というカードを持ったタクシー運転手が3名出迎えてて爆笑。なぜか2人ずつ分乗させられて山戸が来ないもんだから僕は1人で乗せられて恐縮。謎の待遇にびびる。米子映画事変は各会場の設備に懸念があるといろいろ聞いていたが、今回の会場となるライブハウス「ASTIC laughs」が素晴らしい環境で、ホッとする。リハの途中、山戸監督から「空港で迷ってまた1本乗りのがした」との報告。スリリングな状況が続く。リハを一通り終えてひたすら歩いて回転寿司屋「すし弁慶」にたどり着いて食事。めちゃくちゃ美味しくて感動。バスで会場に戻って、楽屋で輪になって全体ミーティング開始、とその時!ドアがぎいっと空いて山戸監督登場。全員の注目を浴びることに。大物やね...(遠い目)夕方よりMOOSIC LAB作品『サマーセール』『映画バンもん!』『新しい戦争を始めよう』の上映開始。尻上がりにお客が入って来て、奇跡の大入りとなった。岩淵、山戸、竹内、平波という異色面子で舞台挨拶。その後、竹内道宏の霊能者パフォーマンス⇒大森靖子⇒バンドじゃないもん!⇒うみのて⇒旧・あらかじめ決められた恋人たちへと怒濤のライブ。多いに盛り上がった。何かほんとに心地よい疲労感と充実感。夜中になって全員で打ち上げ。みさこさん&かっちゃんさんらと話し込む。まさにMOOSIC LABディープインパクト編が始まった。




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2012年11月25日

SPOTTED営業日誌(2012.10.20-10.26)

■10月20日(土)
東京国際映画祭開幕。コンペティション部門で上映される『フラッシュバックメモリーズ3D』松江哲明監督&GOMAさんファミリーがグリーンカーペットを歩く。『ライブテープ』から3年?またこうやってタキシード姿の松江さんを見ることになるとは。しかもコンペ。ひょっとしたらひょっとするかも。レセプションパーティーでサンタ帽をかぶった岩淵監督やひどくテンションの高い『アヒルの子』『原発アイドル』の小野さやからとお会いする。矢田部さんや塩田さん、杉野紀希さんらにご挨拶ができた。夜中にオーディトリウム渋谷『こっぴどい猫』VS大森靖子VS『くそガキの告白』オールナイトイベント。真夜中の大森靖子が染みる。鈴木太一監督のトークスキルが素晴らしく感激する。朝まで。



■10月21日(日)
夕方新宿西武で萩谷まきお氏と山戸結希監督で『映画バンもん!』音楽打ち合わせ。劔さんの一声で決まった人選。夜、『フラッシュバックメモリーズ3D』ワールドプレミア上映。感動。絶句。以下、宣伝用チラシの裏面のテキストを書いたので引用⇒■不慮の事故で高次脳機能障害を負ったディジュリドゥアーティストGOMAのリハビリ期間の苦悩の日々と、復帰後にWWWで行われたスタジオライブを3D方式によってレイアー式にスクリーンに配置して描く前代未聞の3Dドキュメンタリー映画。事故以前の記録映像でGOMAの人生をなぞった後、映画は交通事故の当日のGOMAと妻・すみえの日記から一気にサスペンスの様相となり、GOMAが事故後に突発的に描き始めたイラストやアニメーションなどを使って大胆に再現され、未体験ゾーンへと観る者を誘っていく。1シーン1カット74分で描いた『ライブテープ』(09)で音楽映画というジャンルに金字塔を立てた松江哲明の最新傑作にして、3D映画の意味をゼロから再考させられる”目から鱗”な一作がここに誕生した。本作における「3D」は単純に飛び出す飛び出さないというだけではなく、テロップ(=情報)、ライブ映像(=現在)、記憶(=過去)….それらをレイアー式に配置し、5.1chサラウンドも含めて、その奥行きの中に観客を引き込む力に満ちているのだ。また、関係者のインタビュー取材などを一切排し、徹底的にGOMA&The Jungle Rhythm Sectionのライブ演奏を映画の核(コア)にしているのにも注目したい。心の奥底に響く原始的なリズムは、いつしか祝祭的な音へと表情を変え、ディジュリドゥの音は震災を経て2年を迎える2013年の日本に、生の胎動を呼び起こすかのようであるーーー。■本作は、東京国際映画祭始まって以来、ドキュメンタリーで初のコンペティションに選出。世界有数の作品を押さえ、見事「観客賞」を受賞した。絶望の淵に立っていたGOMAは如何にして「希望」をつかみとったのか?そして、ドキュメンタリー監督・松江哲明は、また過去となり記憶から消えてしまうGOMAのかけがえのない「現在」をどうやって輝かせたのか?この、目と耳と心で体感べき革命的3Dドキュメンタリーは、映画館に足を運んだ観客たちに、言葉にならない映画体験をもたらすだろう。....というわけで2Dやりつつイベント的に3Dを、などという甘い考えはふっとんだ。これは世界に誇れる「3D映画」である。ブッキングもシネコンで勝負するしかない。3D映画の配給か。『童貞。をプロデュース』で右も左も分からないまま配給を始めた時と似ている...ってあの時も監督は松江哲明なのであった。あな恐ろしや...。ぱぱんが、ぱん。



■10月22日(月)
うみのてがレコーディングをしているという伊豆のスタジオへ。何とも素敵な場所だった。『ATOMS FOR PEACE』を聴かせてもらったらカッコ良過ぎておわっふ!と声が出た。笹口くんと偶然出会い、竹内くんの動画でハマって1年強、うみのての本格的なFUNADEが近い。ワクワクするね。

■10月23日(火)
『フラッシュバックメモリーズ3D』のID試写(鑑賞者各位大絶賛!)のあと、ドタバタで若松孝二監督のお通夜へ。シネマスコーレ木全さん、坪井さん、松江さんでご飯。あれは今思えば「革命」に関する話だったんだな。ミニシアターやインディペンデント配給会社のゲリラ戦はまだまだ続く。その後新宿西武でNRQ吉田くんと二ノ宮隆太郎監督と打ち合わせ。MOOSIC LAB二ノ宮組、始動。



■10月24日(水)
『太秦ヤコペッティ』宮本杜朗監督と田中誠一プロデューサーがやって来てランチMTG。京都でもいろいろと動きがあり、前向きな改革がありそうでワクワクする。夜、東京国際関係の飲み会。山戸結希、二ノ宮隆太郎、平波亘、いまおかしんじ、女池充、宮本杜朗ほか、外人多数、というカオス。山戸が、対いまおかしんじ「私もいまおかさんみたいに来る球来る球打ち返せる男になりたいです!」対宮本杜朗「宮本さんはアングラな映画をお撮りになるんですか?」対田中誠一(シマフィルム)「西を取り仕切ってる方ですか?」と果敢に切り込んでいた。

■10月25日(木)
夕方まで諸作業。夜、ENBUゼミナールで米子映画事変用の『ぶたい版・中学生日記』プレビュー。堀切監督、那須P、山下監督と。数カ所意見を出し合って、一抜け。渋谷で川村清人監督&飯塚貴士監督とMOOSIC LAB打ち合わせ。快諾。飯塚監督のキャラに癒され、川村監督の大人な感じにホッとする。

■10月26日(金)
14時〜東京国際映画祭コンペティション『フラッシュバックメモリーズ3D』上映。前田敦子さんが観に来て後にtwitterで話題に。夕方渋谷P社にて打ち合わせ。また新たな出会いがあった。夜。池袋ミュージック・オルグにて白波多カミン、うみのて、曽我部恵一ライブ。最後に曽我部恵一&うみのてで『青春狂走曲」。これが新鮮で良かった!そして曽我部さんのパワフルさは相変わらずとてつもなかった。
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2012年11月08日

オーディトリウム渋谷「こっぴどい猫」vs「くそガキの告白」レポ

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このブログはこっぴど子ちゃん(※今作った)のおぼろげな記憶でレポートされます。
どれも画像はクリックで拡大いたします。

10月20日(土)オーディトリウム渋谷
「こっぴどい猫」vs「くそガキの告白」オールナイト上映のようすをお届けします!
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当日会場には今泉監督班、役者さんずらっと。
鈴木太一監督、サンドイッチマン的よそおいで参戦!

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左「くそガキの告白」鈴木太一監督、右「こっぴどい猫」今泉力哉監督。
なぜかはじまるコノヤロー合戦。

「こっぴどい猫」「tarpaulin」の上映をはさんで、
大森靖子さんのミニライブがありました。

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そして「くそガキの告白」上映。

京都みなみ会館にもいらして下さった鈴木太一監督の
サンドイッチマンなお姿、こちらでもレポートしています!




【告知】
京都みなみ会館にて、11/3(土)〜11/16(金) 今泉力哉監督「こっぴどい猫」上映!
また、奥様の今泉かおり監督「聴こえてる、ふりをしただけ」も同期間上映!

11/10(土)〜11/16(金)には「こっぴどい猫」のスピンオフ作品、「tarpaulin」も上映!

劇場にはいつもの川村淳平氏イラスト表紙、SPOTTEDvol.5が置いています。「こっぴどい猫」特集 今泉監督独占インタビュー掲載!
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見た後に手に取ってお読み頂けると、二倍、三倍、
お楽しみ頂けると思います!

まずは京都みなみ会館にて本編をお楽しみください!



373・寺田
posted by spotted701 at 01:22| SPOTTED373 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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