FILMEX映画祭で『ぼっちゃん』鑑賞。サイタマノラッパー・MC TOMこと水澤紳吾氏主演!共演に宇野祥平!というSPOTTED的にはある意味夢のような映画で嬉しい(笑)映画もちょと長いが、とても好感度が高い物だった。夕方、MOOSIC LABに参加する新人監督(通称「先生」)と監督を乗っ取られたエリザベス宮地君と打ち合わせ。映画の日だったこともあり、沖縄料理食べて『悪の教典』を観に行く。というかもうカメラが常にまわっていて、つまりクランクインしていた。久々にポジティブでパワフルな人と会ってエネルギーをたくさん頂いた。個人的にあまりノレない映画だたこの映画が好きなN先生にはますます好感を持った。妙なハイテンションのまま解散。
■12月2日(日)
おとぎ話Music Video『NO SOS』(監督:山戸結希)打ち合わせ。おとぎ話メンバーと上智大学の学食にて(笑)1曲分の予算しかないのにもう1曲やることになるあたりが流石の山戸組。思えば『Her Res』も3分映画コンテスト用の映画だったのに4話あるし、『パヒパヒ』も映画版と2ヴァージョン存在するし(笑)夜、あらかじめ決められた恋人たちへのライブで代官山UNITへ。MOOSIC LABでコラボする川村清人監督、平波亘監督と。あら恋のライブは音楽や映画、その他あらゆる表現のどんなジャンルの人も感動させる力を持っていると思う。ライブ後、平波組カメラマン・伊集さんも合流して軽く飲む。この日、シアターNが本日で閉館。井口昇監督「片腕マシンガール」「ロボゲイシャ」西村喜廣監督「東京残酷警察」松江哲明監督「ライブテープ」他大変お世話になった。お客としては先日MOOSIC LAB関係者たちと「カリフォルニア・ドールズ」を観て盛り上がったのが最後。近藤支配人、本当におつかれさまでした。
■12月3日(月)
夕方、ひどく久しぶりに東映ラボテックに。ちょっともしかしたらこれ最後なんじゃないかな、という気持ちで田川のほとりを歩いた。そんなわけで城定秀夫監督9年ぶりのピンク映画『人妻セカンドヴァージン 私を襲ってください』初号試写へ。9年前のデビュー作『味見したい人妻たち』を思い出す。さみしくて、エロくて、端正で、叙情的で、胸に沁みた。もしかしたらこれが僕の最後のピンク体験かもと噛み締めながら観た。いつかポレポレ東中野で上映できてらいいなあ。城定秀夫は最後のプログラムピクチャー監督にして、永遠のスタンダード監督である。夜、田中羊一&ヤングポールとシンガーソングライターSさんと打ち合わせ。MOOSIC LAB 2013、まさかの...?その後タミー先生(下記youtube参照)、平波亘監督、今井真監督らと飲み。
■12月4日(火)
夕方、森岡龍監督と打ち合わせ。『ニュータウンの青春』の地方上映の配給協力について、など。レイトショーで島田隆一監督『ドコニモイケナイ』。タイトルとビジュアルの雰囲気から勝手に昔良くあった渋谷のホストに騙されて転落する難病の女の子の映画と思ってたら約10年の歳月を紡ぐ肝の座ったドキュメンタリーで胸をえぐられ今年指折りの忘れ得ぬ映画体験となった。トークショーでは山戸結希が触る物みな傷つける言葉の刃を低姿勢で繰り出していた。島田さんは映画からは想像もつかない爽やかなメガネの文系男子だった。打ち上げでは元アップリンク鎌田さんとあれこれ。暗い話が多くて、若手監督たちの前で申し訳なかったな...。
■12月5日(水)
いよいよ来月に公開が迫る「フラッシュバックメモリーズ3D」の公開を記念して、2月に都内某劇場で松江哲明監督特集上映をやります。各所の許可取りも9割型終了。レアな作品も含め、なかなか攻撃的なラインナップになったかと。夜は竹内監督、H監督と渋谷O-EASTにてN'夙川BOYS。動員1300人の熱気たるや!過去最高に素晴らしいロックンロールショーだった。ライブのクライマックス、マーヤに導かれてノアの箱船のごとくステージに上り詰める総勢500人近いの観客たちの図は圧巻!会場の一体感に心から震えたのであった。ちなみに、土曜日に観たあらかじめ決められた恋人たちへ、この日のN'夙川BOYSの一期一会の幸福なライブ体験に"映画"はどうやって勝てるのか?ある意味それに答えを出したのが松江哲明監督の体験型3D映画「フラッシュバックメモリーズ3D」だと思う。
■12月6日(木)
デザイナー寺澤君と打ち合わせ。今年も大変にいろいろとお世話になり、また、多大な迷惑をかけてしまった。SPOTTEDっぽいと言われるデザインは寺澤君とさきっちょ君のおかげ。東銀座・S社で打ち合わせ。いろいろと勉強になる。河口湖のおとぎ話Music Video撮影だったが現場にはたどり着けず。夜中1時頃終了予定が、明け方、今終わりました...。という長井助監督からのメールが届いて目が覚めたのであった。山戸よ...(遠い目)
■12月7日(金)
渋谷でK社Yさん、加藤行宏監督と打ち合わせ。加藤、1時間半遅刻。どこの大物だよ...(遠い目)そして加藤監督の底抜けな妄想を聞いてるうちに地震。地球が加藤にツッコミ入れたのかと思った。いやしかし久々に気持ち悪い船酔いのような地震だった。一時期電話が通じなくなったり、てんやわんやとなるが、引き続き渋谷T社でJJさんと打ち合わせ。相変わらず「面白ければ何でもいいんで!」という清々しいまでのユルさ。さあ、あとは加藤監督が〆切通り脚本書けるかどうかだな...(再び遠い目)