金曜日、仕事を終えて駅まで走る。総武線に飛び乗って吉祥寺を目指す。その時点で20時ちょい前だった。開場時間どころか、開演時間も過ぎていてともかく急いだ。吉祥寺の駅で彼女と落ち合って、MANDALA-2まで走る。地図で見ながら、MANDALA-2を発見して階段を下ったら吉田さんがいた。挨拶をすると、
「ライブテープの方は良かったんですか?」
と言われた。が、NRQのライブを観たかったのだから仕方がない。受付で、お金を支払い奥に入って行くと、満席どころか人が沢山いて驚いた。驚いたって書くと失礼なのだけど、テーブルとかがあって食べ物も美味しいと聞いていたから、今日はゆったりと音楽を楽しむぞって心持ちでいたからびっくりした。
ビールを飲みながら後ろの方でなんとか場所を確保して、キョロキョロしていたら大好きなイルリメがお客さんとして来ていた。(ツイッターで確認した所、ceroを観にきていたのだそう)わー、と思いながら、ビールを飲んでるとふいごが出てくる。残念ながらまたもceroは見逃してしまったようだ。
ライブが始まると、何ともその場が心地良い空間になった。人が沢山で、場所がないとか思っていたけどそんなのは関係なくて終始気持ちの良い音楽で、気持ち良過ぎて寝てしまうかと思った程だ。
そしてNRQが出て来る訳だけど、NRQもとても心地良かった。でも、心地良い中にも鋭さというか、ソリッドな感じがあって、それがとてもカッコ良く思う。盛り上げていきながら、途中でわざと崩す感じとかがたまらなかった。CDもカッコイイと思って、何度も聴いていたけど、やっぱりライブは良いなと思う。
生で聴くって事がまず、そうだけど。ギターの牧野さんのカウントとか、せーのっていうかけ声がとても素敵だった。
終わったあと、吉田さんにご挨拶をと思ったら沢山の人に囲まれていたので、後日メールで失礼させて貰った。本当に、誘ってもらって良かったと思う。あの場所もとても素敵な感じで、NRQにピッタリだったようにも思う。ライブテープチームには合流し損なってしまったけど、気持ちの良いまま彼女と家に帰った。
そして、前回紹介した古川日出男の「MUSIC」をガシガシ読んでる訳だけど、古川日出男を読みはじめると時間が変わる。もの凄いスピード感というか、グワーッと流れて行く感じがあってそれがたまらなくカッコ良くて痺れる感じだったのだけど、ふいごとNRQは逆に時間をゆったりとさせる感じがあって、それもとても心地が良いのだという事に気付かされた。自分のなかでは大きな発見。

MUSIC
- 作者: 古川 日出男
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2010/04
- メディア: 単行本
あ、今日は次号に向けて編集長の行きつけであったM'SCURRY追想対談のテープ起こし完了。テープ起こしをやってると、あのポークカレーの味が思い起こされてたまらなくなった。僕は1回しか言った事がないのに、それほどに強烈な味だったのだなと思う。夜はレトルトカレーを買ってきて食べたけど、当然だけどあの味には遠く及ばない。
posted by spotted701 at 00:21|
ITO Makoto
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